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新年のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。

昨年の2012年12月より村長代理としてみんなの村に入村いたしました、井口元(いぐち はじめ)と申します。今後ともよろしくお願いいたします。

これまでほぼずっと大阪府吹田市で生まれ育ち、社会人になって新卒で6年半働いてた会社を、2012年10月末で辞めました。

『新卒で入社できるのは人生でたった一度きり。どうせだったら、これまで全く興味のない分野に飛び込んで社会人としての土台を築こう』

と、いうのが新卒で入社した動機。その、全く興味がなかったというのがIT。自分の人生にはITという文字は今後一切割って入ってこないと思ってましたw
それなのに6年半。何があるかわかりませんね人生というのは。今ではITは便利なツールです。(まあでも、ツールの枠を超えませんが。どうやら僕は割かしリアリスト寄りです)

前職時代のお客様、取引先の皆様、前社関係者各位、お世話になりっぱなしでしたね、誠にありがとうございました。

30歳を目前に控えた2012年夏前、来る節目に合わせて色んなことを考えるようになり。今後の自分のキャリア、今後やりたいこと、プライベートのこと等々。

先を決めないまま退職を決め、転職活動を行う中で、これまでのキャリアの延長線上にイメージされた自分のキャリア像がどうしてもしっくりこない自分がそこにいました。

悩む時というのは、どの選択肢も少なからず正解の時こそ悩むものかもしれません。どれも正解だから悩む。正解の中からさらに正解を選び出す、その選択が難しい。

『人生は選択の連続である』とシェークスピアが言ったそうな。その通りかもしれませんね。

いつか田舎で暮らしてみたいという漠然とした考えがずっとあって、そのことを今回を機に、真剣に考えました。

田舎で暮らすのは定年後なのか?10年程先なのか?5年後?それとも、今?

僕は両親ともに実家が大阪市内で、田舎というものに触れる機会というのは自分がある程度オトナになり、バイクや車といった移動手段を得て遠方への旅行なんかを通じて初めて機会ができ。

自身でも記憶している初めての自力の遠出というのは、大学時代、友人と2人バイクでいった高知県への1泊2日の弾丸ツアー。途中、通りがかった徳島県と高知県の県境(山の中の439号線)で見た延々と続く山山山。大自然の圧倒的な美しさに心が魅了され、いつか田舎に住みたいという気持ちが芽生えたきっかけかなと思ってます。

それ以来、社会人になってからもひどい?年では、年間200箇所程の観光名所と呼ばれるところへ足を運んでみたりw
どこにそんな暇があったんでしょうね。何かに燃えてる時っていうのは自分でも訳がわからんくらい燃えるもんで。その、『自分が燃えてる状態』を知っていると、やっぱり燃料を探してしまうんでしょうかね。

そんな最中、ついこないだの10月に知り合った友人が選挙に出るという一報を受け、応援に丹波へ足を運び、一緒になって丹波中を周り、丹波の人とたくさん触れていく中で、真剣に町のことを考え、真剣に町をよくしていきたいという気持ちと接していると丹波に対しすごく関心が湧いてきた自分がいました。

選挙も無事当選で終わり、日常に帰った矢先、選挙で後援会長をしていた村長から丹波に来ないか?とお誘いをいただきました。この機会を逃すとしばらく動かない自分がいそうで、丹波にいくことに決めました。

決断にいたった結果を振り返ってみると、僕と村長はお互い1時間も面向かって自己紹介してませんし、お互いのこれまでやってきた経歴等もほぼ知らないまま村長は僕の採用を決め、僕は行くことを決め。

なんだったんでしょうね。先月一ヶ月はたくさんの方から今回の経緯や動機を聞かれましたが、一言でいえば、

『思ってることや感じていることと実際に取っている行動が完全に合致している人生を歩んでみたい。』

という感じだったと思います。

この結論に至るまでの、これまでのキャリアに乗っ取った自分の中での転職キーワードは

『収入アップ』『分厚い福利厚生』『10年、20年、30年と続く企業』『安定』『安心』『平和』etc

率直にいうとこんな感じでしたでしょうか。それが蓋を開けてみたら

『面白さ』『楽しさ』『社会的意義』『ローカル』『本当の幸せ』『貢献』etc

こういうキーワードで選択してました。真逆すぎて自分でもびびりましたw
見えすぎた未来というのもまた、時に悩みの種になるんやなあって。

時に人間が成長する時というのは、以下の三つを変えた時に大きく成長すると言われているそうですね。

1、時間(仕事とか)を変える
2、住む場所を変える
3、付き合う人を変える

正直なところ『成長』という言葉があまり好きではないんですが、結果的に三つとも大きく変化したのは確か。3の付き合う人を変えるってのは、これまでお付き合い頂いている方々と縁を切るわけではないのに何かおこがましい感じがしてこれまたあまり好きではありませんが、日常的に接する人が変わったのは事実。何をもって成長というのかよくわかりませんが、新しいものに触れ、新しいことをやるのは好きですので未知の領域で一生懸命になろうと思う所存です。

これからやろうとしていることは沢山あり、これからやろうと目論んでる妄想状態のものが99%ですw
我々だけでは決して実現しないことばかりですので、これから皆様のお知恵を拝借し、お力を頂戴しまして突き進んでいくことになるかと思いますが、一同宜しくお願い致します。

※村長がこれまでの人生において見たこともないほどの超絶長文な挨拶をしてましたので僕は簡潔に終わらせようと思っていたのにこれまた長くなってしまった・・・(汗)

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