こんにちは。村長です。
冒頭からヘンな話題ですが、その昔、私が大学生だった頃、あるセンパイに風俗に誘われたことがありました(客として、ですよ)。その時に得た教訓が今でも頭の中に残っているので、ブログに書いてみました。
例えはちょっとアレですがw、本質をついた指摘をいただいたので。
センパイ:「おい、前川、今から風俗に行こうぜ。」
私:「センパイ、俺ね、風俗とか大っ嫌いやねん。なんでお金払ってそんなことすんの?そんな金があるんやったら、男やったらそこらへんで女の子をナンパして飲みに行って、口説き落とせるかどうかの攻防を楽しんだ方がええやろ。だから俺は風俗なんて最低やと思うわ。」
センパイ:「なんやと?お前そんな生意気な口叩きやがって。ほんじゃ聞くけど、お前は風俗に行ったことあるんか?」
私:「いやいや、ないよ。あんなもん。」
センパイ:「そんな風俗に一度も行ったこと無いくせして、お前は風俗のどんな良さを知っとるねん?」
私:「え、いや、だからそんなん知らんって・・・」
センパイ:「そやろ。風俗の良さを知らんやろ。そんな風俗の良さを知らん人間に、風俗のことをそこまでけなす権利は無いわ!風俗の文句を言いたいなら、まずは風俗に行ってから言え!」
私:「う・・・。た、たしかにそうやな・・・。ごめん、謝るわ。」
センパイ:「よし、それがわかったなら、今から行こか。」
私:「いや、行かんw」
センパイ:「なんやと!」
私:「ごめん、やっぱり行きたいとは思えんから行かんけど、でももう二度と風俗とそこに通う人のことをけなしません。すみませんでした。」
センパイ:「お、おぅ。」
とまぁ、こんな攻防があったんですね。
ネタとしてはちょっと破廉恥かもしれませんが、私はそのセンパイから非常に大きなことを学びました。
よく知らないことや、経験したことないようなことを、イメージで勝手に悪いものと断定してしまって、否定するようなことはしない。
例えそれが常識的に悪とウワサされているものであっても、本当にそれが悪なのか、どういう部分が、なぜに悪なのか、ということをきちんと把握してからじゃないと、ジャッジしないように心がけています。
それは相手に対してのリスペクトだし、自分の思考の幅を広げるキッカケにもなるだろうから。
それだけ意識しても、多少は常識に流されて思考停止になっていることもあるかもしれませんけどね。
それにしても世の中は、自分が実際に経験したこともない、よくも知らないヒトやモノに対して、悪いウワサを立てるもんですね。
習得してもないのに、そんなことやっても仕方ない、意味が無い、と言う人。
使ったこともないのに、その商品のことを酷評する人。
出会ったこともないのに、人のウワサで人物像を判断し、悪く言う人。
たいていが代替案も出さず、批判ばかり。そういう人たちは、目の前からチャンスがどんどん逃げて行ってるようにしか見えないんですけど、どうでしょうかしら?
一方で、人のウワサや常識に流されず、きちんと自分の経験に基づいて自分の頭で判断している人は、クリエイティブだし、経験豊富だし、すぐ話を物事の本質に近づけてくる。おぉ、この人の話はオモロイなぁ、って、すぐ会話に引き込まれる。
最近一緒にお酒を飲む人たちの多くがそういうオモロイ傾向があって、それはそれは、とても豊かな時間を過ごせています。めーっちゃ盛り上がる。最近では
・カジケンブログのカジケンさんと、横ちんとの「悟り」の話が面白かった。
・上田さんやペンさんとの「抽象化レベル」の話も盛り上がった。
・しげちゃんの「天気が悪い」という言葉を使わない話も。
・向井酒造のチョーさんは生き方自体がナイスパーティー。
・東大医学部卒のタカシさんとは、ズバリ本質をつかれて学びが多かった。
・美山里山舎の小関さんとは、メールのやり取りだけでも興奮するw
この人たちはみんな、固定概念なんかぶっ飛ばして、やりたいことがあったら、とにかく経験を積んでいる人たち。自分の経験から得られたお話をされる。どこかの情報を鵜呑みにしているわけではなくって、経験から裏打ちされるものがあるから、説得力と魅力が増してくる。
そういや最近、みんなの家カフェの横山くんが、カフェでの仕事とはまた別に、出張カフェみたいなのをやり始めました。
良いことだ。
そうやって動いたらいいの。
上手くいったり、いかなかったり。
助けてもらえたり、裏切られたり。
慎重になっていたり、気が付いたら調子に乗っていたり。
それも経験。みんな経験。
そうして知らないことへの探究心があって自分で行動していけば、そのうち常識が持つアホらしい部分が見えてくる。
その常識に囚われていたことに気付いた瞬間、自分の概念が固定化してしまっていたことに気付いた瞬間、人は次のステージに上がれるんだと思うわけです。つまり、ちょっと非常識になるってことかな。
私も風俗をけなしていた頃は、他にも実に多くの常識に囚われていたと実感しています。そしてその常識ゆえに、多様性を認めず今よりも攻撃的だったようにも思います。
あの時のそんな私をちゃんと叱ってくれたFセンパイ、どうもありがとうございました!また飲みに行きましょう!
風俗には行きませんが、風俗ネタは聞きますよ!